*** フランスに行くのだ ***
 
実に6年ぶりに海外に行ってきた。
今までは、なぜか4年に1度という「オリンピックかよ」っていうペースで海外旅行に行っていたのだが、たかおっちにハマってしまってお金が入用になってしまったことや、親が入院したりしたこともあり、なかなか行けず、結局、今年、上半期が非常に忙しく、怒涛の日々を過ごしており、「これが終わったらぜってー旅行に行ってやる!!」という思いで乗りきって、「さあ行こう!」と思った矢先、同じグループの同僚が「すみません。3週間ほどフランスに行くので休みます。」あらら。(しかもフランスかよ!彼女はフランス留学経験がある)
4人グループで1人欠けちゃまずいっしょ。仕事は決して暇ではないし。結局断念。それが夏。
じゃあ、今“くそ高い”時期に行かなくても2ヶ月待てば安くなるな、ということで、11月に決めた。いや、正確には10月に行きたかったけど、私が選んだツアーが、11月には同じ値段でモン・サン・ミッシェルに泊まれるという特典があったので、11月以降にしたのである。本当は、たかおっちの舞台のスケジュールもあり、12月に行こうと思っていた。「舞台が終わってからゆっくり」と。しかしながら、申し込んでフタを開けてみれば、12月は申し込み者ゼロ。最少催行人数15名のツアーでである。
結局催行されず、「11月の19日出発なら催行決定してますよ」の旅行会社のお兄さんの言葉に決定。ちなみに、11月13〜14日は東京行きが決まっていた。30日には舞台を見ることも決まっていた。ツアーは9日。仕事も落ちついているとはいえ、それなりに忙しい。かなりハードな1ヶ月になることは間違いなかった。でも行っちゃえ〜〜!
ということで、行っちゃったのである。
案の定、たかおっちの舞台と仕事のおかげでバタバタと11月前半を過ごしていた。準備ができない。部屋がとっ散らかっているので、スーツケースは出せない。
フランスは日本より寒いという。夏に行った同僚の話だと、真夏なのにパリではセーターを着ていたらしい。
びびりながら、暇を見つけてはタイツやババシャツなどを買い込む。
結局前日まで忙しく、準備ができないままであった。とりあえず、最低限いるものは買ってあったので、楽観的である。
この日のために、デジカメを買い換えた。今までのは電池が5分しかもたないという状態で、しかも重い。旅行に持って行くなんてとんでもない状態だ。(昨年2泊3日の旅行に持って行ったが、充電池を山ほど持って行かなければならなくて重かった)
今度のはとっても軽い。200gもないのである。しかも、電池は聞けば1日100枚撮っても1週間はもつという。保存するメディアが高かったけど、256MBが2枚と128MBが1枚、ちょっと多い目に準備した。「こんなにいらないか?」と思ったが、これはあとで幸いしたのである。ちなみに、この3枚でデジカメ本体より高かった…。
昔から使っている35mmのコンパクトカメラも持っていく。これがメインカメラである。使い慣れているし、結構キレイに撮れるのだ。フィルムは36枚撮りを8本。あと使い捨てカメラを1台。カメラ関係だけで機内持ちこみのデイバッグの半分を埋め尽くす。(ちゃんとX線シールドの袋に入れてある)

前日、用意するつもりだったが、やっぱりスーツケースを広げられないので、当日、朝早くに起きて用意することにした。