*** 最終日(2004/11/26 Fri) ***
 
いよいよ帰国だ。
今朝も朝が早い。4時30分起床だ。朝9時50分発の飛行機だが、6時30分出発となる。
2時間前に起きたけれど、準備もしていたし、時間が余った。
フロントのセイフティボックスにパスポートを預けていたので、早めに部屋を出る。朝が早いため、ポーターさんも来てくれないので、自分で荷物をバスまで運ぶ。
かなり早くにバスに乗ったが、みなさんお揃いだ。
あと揃っていない人を待って6時20分、ホテルを出発する。
バスの中で朝食(と言っても、クラッカーだのオレンジだの…かろうじてジュースだけ飲む)をもらって、グレードアッププランの人のホテルへ迎えに行く。
まだ早かったため、みんなで中を覗きに行く。
といってもフロントだけだが・・・豪華だ。
全然違う。フロントにドアマンがちゃんといる。今まで泊まったところにはドアマンはいなかった。こっちのホテルでは朝食がついているらしい。
出発の時間になって、泊まっていた人が出てくる。
朝食がこっちはなかったことを知っていて、こっそり人数分のクロワッサンをくすねてきてくれた(笑)
「急に減ったなあと思われたやろなあ(笑)」と笑ってた。
おいしかった。

シャルル・ド・ゴール空港までの道はよく渋滞するらしい。
今朝も事故で少しだが渋滞していた。でも8時には着いて、荷物を預ける。今日はお土産を含んでいるので、みなドキドキしていた。20kgまでだということを知らなかった人が多く、2、3日前に聞かされて、オーバーしそうな人は大きなボストンバッグを買って持ち込みにしたりして、対応していたが、なんだかんだ言いながら、結構オーバーしている人がいた。しかし、見逃してくれて、超過料金を払わされた人はいなかった。5kgぐらいは大丈夫のようだ。添乗員のにしやんですらオーバーしてたし。
私は19.5kgでギリギリセーフ。
5kg以上増えている。荷物スカスカなのに。
おかしい。
お土産もたいして買ってないし、会社へのお土産は5箱買ったとはいえ、クッキーだから軽いのに。(まあ、1kgぐらいあるのかもしれないが。)
自分へのお土産も軽い物ばかり、というかほとんど自分用のお土産ってない。
まだまだ荷物は入るのに、たったこれだけでこの重さかと思うとちょっとショックだ。ハワイとかに行った時はパンパンでフタが閉まらないぐらいだったのに。あれは30kgぐらいあったかもしれない(笑)

さて、帰りも同様、「勝手に飛行機乗ってってちょーだい」方式である。
荷物預けて解散。次は乗り継ぎ地のアムステルダムで集合である。
最後の買い物をする。ユーロが80E残っていた。微妙である。
会社の上司にまだ買っていなかったので、買って、あと友人に買う。そしたら30E残った。微妙な金額である。(日本円で4000円ちょっと)
9時50分、定刻にシャルル・ド・ゴール空港を飛び立つ。
1時間ちょっとでアムステルダム・スキポール空港に着くが、朝食のサービスがある。(行きも軽食があった)
シャルル・ド・ゴール空港は広いね。
関空とは比べ物にならない。
朝食のサンドイッチ(チーズとハム)。キウイの箱の中はオレンジジュース。
とくにうまくもまずくもない。

無事、アムステルダムに着く。
集まって出国手続きをする。入国時もそうだったが、審査は何かするわけじゃない。挨拶して終わりって感じだ。ヘタすると「コンニチハ」と言われて終わり。
むしろ、機内持ちこみの荷物検査のほうが大変だったり。ちょっとしたことで金属探知機が鳴る。ベルトも靴も脱がされてる人もいるぐらいだから、時間がかかる。
私は日本ではよく鳴らすが、この旅では1回も鳴らさずに済んだ。珍しいこともあるもんだ。

またここで3時間ほど待ち時間がある。
すぐ解散になり、それぞれに買い物したりする。
私は残りの30Eを使ってしまうことにする。
機内食のサンドイッチを半分残したので、とりあえず、味の濃いものが食べたいと思い、マクドナルドを見つけたので、ポテトとアイスティーを頼んだが、なぜか、アイスティーには炭酸が入っていて、ティーソーダだった。ま、いいけど。
時間もたんとあるので、ゆったりする。ポテトは日本のよりもおいしく感じた。舌がマヒしているのかもしれない。

残りのお金でおやつやらチーズやらを買って、お札は使いきった。小銭がだいぶ余ったけど、これは次回に残しておこう。

14時30分、スキポール空港を飛び立つ。
あーあ、いよいよ帰ってしまうんだ。
帰りは結構回りに同じツアーの人がいてよかった。また通路席で、窓際二人はよそのツアーの人だった。(日本人)
帰りも寝るのみである。
かろうじて映画も少し見たが、また座席後ろにモニターがついていないしょぼい機種だったので、映画も見にくい。
半分は寝ていたかもしれない。
飛び立って2時間後、機内食が出る。やっと和食だ。
魚の照り焼きだったかな。機内食恒例(?)茶そばもついていた。
間でまたアイスクリームが出て、8時間後は昼食か?またサンドイッチだ。なぜかまたオヤツ付き。
食っちゃ寝食っちゃ寝のブロイラー状態で関空に到着する。
ブラインドを閉められているので、暗いのです。フラッシュたくと真っ白に写っちゃうし。久しぶりの白いご飯。
フルーツがウレシイ。
 

荷物を受け取り、何もないことを確認し、解散だ。
遠い人はこれから何時間もかけて帰るらしい。九州や山陰の人もいたから。
私はまだ近いほうだ。
私はOCATまでバスで行って、JRで帰ることにした。
まだ朝の10時すぎである。昼過ぎには家に着くだろう。
9日間なんて長いと思っていたがあっという間だった。
ツアーの人たちもみんないい人ばかりで楽しかった。
一人でも充分楽しめることがわかった。
フランス人はフランス語しかしゃべってくれない、と聞かされていたが、ぜんぜんそんなことはなかった。こっちが言おうとすることに応えようとしてくれたし、英語が話せる人は話してくれた。愛想がないとか冷たいとも聞かされていたが、ぜんぜんそんなことなかった。しゃべればフレンドリーだし、日本人よりよっぽど愛想もいいかもしれない。治安だって、日本の方が悪いかもしれない。普通に歩いてて刺される時代だし。ぼーっとしてればスリに遭うかもしれないが、心がけ一つだし。とか言いながら、実は、バッグのファスナーが開いたままメトロに乗ったけどね。気づいた時は焦った〜。何も盗られてなかった。コートの下にバッグを隠していたのが幸いして。
フランス、気にいった。
パリではあまり観光ができなかったからまた来たい。
雑貨屋めぐりしたり、カフェでお茶したり、サロン・ド・テでスイーツを食べたりしたかった。
モンマルトルとかも行ってみたかった。
イル・ド・フランスやディズニーランド・パリへも行ってみたい。
また一人旅してみようかな。
でも、それには、もうちょっと言葉を勉強しなくてはね。そしたらもっとコミュニケーションがとれるだろう。
とかなんとか言いながら、また「ありがとう」と「こんにちは」だけで飛び立ってしまうんだろうな〜。ま、それもありか。