朝6時起床。
早起きに慣れてきた。
昨晩の心配をよそに、無事お湯も出て、ゆったりお風呂に入れた。朝シャン派の人が少ないのかもしれない。
朝ご飯は別の建物にあるレストランへ。
外はまだ暗い。レストランもまだ開いていないような感じだった。
朝食もだんだん質素になってきた。
朝のクロワッサンとコーヒーはどこで食べてもおいしかったが。
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天使のはしご。フランスは農業国です。延々と続く景色。 |
8時前、まだ暗いうちからモン・サン・ミッシェルを出発である。
最後に写真を撮りたかったが、暗かったのであきらめた。
今日は最終目的地パリへ向かう。パリまではまた遠い道のりである。
SAに2回寄って、パリに着いたのはお昼を過ぎていた。(5時間かかった)
パリはいい天気であった。快晴ってやつである。寒いと聞いていたが、寒いどころか暖かい。日本とさほど変わらない。コートを着ていたが、必要ないぐらいだ。
まずはシャイヨー宮へ。
パリのシンボル、エッフェル塔を見に行く。
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エッフェル塔だあ。 |
フランスでは飛行機雲をいっぱい見た。 |
初めてパリを実感する。
いい天気で最高である。
写真を撮ったり撮ってもらったりして結構ゆったり見れた。
次は昼食をとるため、レストランに向かう。
途中、マリー・アントワネットが処刑されたというコンコルド広場を通り、凱旋門近くのレストランへ。
しかし、予約の時間にまだ早かったらしく、時間があるので、凱旋門を見に行く。
歩いて5分とかからなかった。
このへんは日本食や中華の店も多いようだ。個人のツアーだったらこういう店に入っていただろうなあ。マクドナルドもあった。
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凱旋門 |
さて、凱旋門である。
一部改修しているようだ。時間がないので、中には入れない。
それにしても、凱旋門の回りの道路「シャンゼリゼ通り」は交通量が多いなあ。渋滞はしていないが。
凱旋門は、思ってたよりは大きくないような気もする。
足が元気なら上まで登ってみたかった。
そして、昼食のレストランに戻る。
今日は、“フランス料理といえば、エスカルゴ〜♪”ということで、エスカルゴが出た。でも、お店はレストランとはいえ、別に高級レストランでもないので、「…これがエスカルゴ?」ってなぐらい小さいでんでん虫であった。
味なんかわかりゃしない。あさりかしじみかっちゅーぐらいで。
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一応エスカルゴ。たこやきみたいな入れ物。 |
この日のメインはよく覚えていないのだけど、たしか魚でした。 |
チョコのビスケットサンドのアイスクリーム。 |
まあ、まずくはなかった。美味くもないが。
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クリスマスの準備をしていた。 |
バスで移動。
途中、ヴァンドーム広場を通ったら、ちょうどクリスマスの準備をしていた。
フランスはやることがおしゃれである。
バルーンの中にクリスマスツリーが入っている。
道行く人も足を止めて見ていた。
完成した広場も見てみたかったなあ。
ボチボチクリスマスの飾りつけも始まっていて、あと1週間遅かったらクリスマス一色なパリが見れただろう。
ツアーではお約束。買い物タイムである。
三越へ連れていかれる。
日本語も通じるし安心だが、あとで考えるとギャラリーラファイエットとかに比べると高かったような気がする。
でも、ついでなので何人かのお土産はここで済ませた。日本語で買えるっていうのは楽でいい。
次は、ノートル・ダム寺院だ。
バスがノートル・ダム寺院のそばまでいけないので、途中で下ろされ歩く。
そばをセーヌ川が流れている。この「セーヌ川畔」も世界遺産に登録されている。
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ノートル・ダム寺院 |
いったい何人いるのでしょうか? |
正面 |
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ステンドグラスが美しい薔薇窓 |
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ノートルダム寺院の裏側 |
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ノートル・ダム寺院のステンドグラスは美しかった。
朝の日差しが入ればもっときれいなんだろうなあと思った。
あまり今まではステンドグラスには興味はなかったが、気に入ってしまった。自分では作れそうにないが、見るのは楽しい。
今となっては、有名なシャルトル大聖堂のステンドグラスを見に行けなかったのが悔やまれる。次にパリに行けたときはぜひ行こうと思う。
実は今日はこれで観光は終了である。
たったこれだけだけど、もう17時前である。
今日はホテルが二手に分かれる。
グレードアッププランの人とノーマルの人は別々のホテルなのである。私はもちろんノーマルであるが。
まずグレードアッププランの人をホテルにチェックインさせてから、私たちのホテルへ向かう。グレードアップした人は4名(2組)だった。
私たちのホテルはパリ20区内とはいえ、はしっこの端、メトロでも終点駅で、そこから10分以上歩いたところだった。駅前にも大きなホテルがあるにもかかわらず、私たちは遠かった。結構住宅地でもあり、オフィス街でもあるようだ。
18時にホテルにチェックインし、にしやんがラーメンを食べに行くというので、みんなでついていくことにした。今日の夕食はついていないのだ。
ラーメンを食べない人も今日は夜遅くまでルーブル美術館が開いているというので、見に行くという人や、牡蠣を食べに行くという人もいて、ほとんどが一緒にホテルを出た。メトロの乗り方を覚えたいというのもあったし。駅がどこなのかも知りたかった。
みんなでぞろぞろ駅へ向かう。
明日は1日フリータイムなので、カルネ(carnet)と呼ばれる10回分の回数券をみな買う。連れ同士で5枚ずつ分ければちょうどいいぐらいになるだろう。メトロはどこまで乗っても同じ料金だ。
私はどうしようか、1人で10枚は多いなあと思っていたら、にしやんが「私と分けましょう」と言ってくれて分けっこした。
カルネを買って次来る時までにとっておいてもよかったが、結構値上がりしているようなので、次使えるか心配だった。最新版のガイドブックでも10Eだったが、私が行ったときにはすでに10.50Eに上がっていた。ちなみに1回券(ビエ
billet)は1.40Eである。10セント値上がりしている。
乗るのは始発駅だから簡単である。帰ってくるときも簡単だろう。問題は乗り換えである。あと、スリ。
街中よりも地下鉄が一番危ないらしい。カバンから手を離すな、席が空いたら必ず座れ、入口近くに立つな、とアドバイスを受け、私はコートの下に斜めがけバッグをかけ、コートでカバンを隠す。始発駅だったから無事座れた。席がとっても狭くて遊園地の電車みたいだ。回りの乗客をドキドキしながら観察する。見るからに“悪そうな”ドレッドヘアの肌の黒いヤンキー系のお兄さんですらデイバッグを前に背負い、抱えている。
よほどスリが多いんだろうなと、さすがにビビる。
途中の駅に停まった時、反対側の車線に停まっていた電車の中を“おもらいさん”が乗客に手を出して回っていた…。物を売りつける人や、車内で楽器を演奏しお金ももらおうとする人もいると聞いた。
幸い、私はそういう人にはツアー中は出会わなかった。ホームで歌っていたりする人はいたが。
年配組は緊張しているのか、あまりしゃべらない。今日はにしやんが一緒だから安心だが。にしやんのほうがよっぽど人相悪いし(笑)
若い人は「ドア開けてみたーい」とはしゃいでいる。ドアを開けるのは手動である。新しい車両では自動ドアもあったが、ほとんどが手動で、自分でレバーを引き上げて開ける。(でも閉まるのは自動。なぜに?)
1度乗り換えして無事駅に着く。
オペラ座からほど近くの日本人街のようなところだ。あちこちにラーメン屋や和食のお店がある。
私たちは「HIGUMA」という店に入った。
日本人が多いのかとおもいきや、実は中国系の人のほうが多かった。でも、メニューも日本語だしこころおきなく頼める。
私は醤油ラーメンと餃子のセットにした。これで10E、日本円で1400円、ちょっと高い。
しかし、量も外国レベルなので、すごく多い。「1.5玉ぐらい入ってない?」って感じで。私は普通の醤油ラーメンだからいいが、他の人のは野菜が山ほど載っていて、「ラーメンにたどりつけない」と笑っていた。
結局、ラーメンを食べただけでそのまま帰ってきた。
帰りにスーパーに寄ったが、もう閉店時間でなにも買えず追い出された。ここでもシビアだ。明日は早く来よう。
結局21時すぎに帰ってきて、たいしてすることもなく、荷物の整理やお土産のリストアップをして夜を過ごす。
明日は待望のフリータイムだ。
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明日はいいお天気になりそう。
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最後のお部屋はまあまあです。冷蔵庫があったけど、申告しないと使えない。 |
ビジネスホテルかな。ビジネスマンが多かった。
ここに2連泊した。 |
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